世界中の猫と飼い主が、1秒でも長く一緒にいられるように猫の生活をテクノロジーで見守る―このミッションを掲げるRABOにとって、その「飼い主」に垣根はありません。

そこでRABOは猫を愛するあらゆる人々の幸せに貢献すべく、2024年よりDEIプロミスの取り組みを開始。その第1弾として、6月のプライド月間に合わせて性的マイノリティの飼い主を応援するHappy Pride！ステートメントを発表しました。

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多様な家族の幸せのかたちを特設サイトで公開

RABOが対外的にDEIへの取り組みを共有したのは今回が初めてのこと。その背景にあるのは、「すべては、猫様のために。」という同社の理念です。

猫の幸せは、飼い主の幸せと切り離すことができません。そして猫が多様なように、飼い主もさまざま。その多様性を尊重し、背景にかかわらず猫を愛する人々を応援したい、それにより猫の幸せを実現したいという気持ちは、常にRABOの根底にあります。

そんな思いから始まったDEIプロミスの第1弾として性的マイノリティにフォーカスした理由の1つのは、多様な「家族」の幸せを支える姿勢を改めて示したかったから。ここで言う家族は法律にとらわれる関係ではありません。「自分が家族だと思えばそれは家族」と話すのは、CEOの伊豫愉芸子（いよゆきこ）氏です。

「猫様でも人間でも、自分と相手がどんなセクシャリティでも、家族の幸せを思う気持ちは皆同じ。誰もが愛すべき大切な家族を大切に想う気持ちを尊重し、堂々と愛を注げるような世界を作るという信念が今回の取り組みの原点です」

性的マイノリティの人々にとって、大切な家族に堂々と愛を注げる状態は当たり前とは言えません。たとえば現在日本では同性婚が認められていないため、同性パートナーが公的な家族として扱われない現状があります。また新たな家族として保護猫を迎えたくても、婚姻関係にないという理由で却下されるケースもあるようです。

しかし、大切な存在を大切に想う気持ちはセクシャリティと何の関係もないことは明らか。だからこそ、RABOはDEIプロミスの第1弾として、このプライド月間に多様な家族の幸せを尊重するメッセージを発表したのです。さらに特設サイトでさまざまな家族のかたちとそのストーリーを紹介することで、家族を大切に思う気持ちに垣根はなく、RABOおよび『Catlog®』はそのすべての飼い主が猫と1秒でも長く一緒にいられるよう見守るという姿勢を明示しました。

CEOが前職時代から取り組んできたLGBTQ+を取り巻く課題の解決

実は伊豫氏は前職時代にも、性的マイノリティの人々を取り巻く状況の課題解決のために行動を起こしていました。周りに当事者がいたこと、そしてキース・へリングなどゲイを公表したアーティストの作品に触れてその背景への関心が生まれたことで、自らが働く世界にある課題を感じるようになったのです。

当時は2014年で、勤めていた企業がグローバル展開に向け大きく舵を切った頃。グローバル企業であればなおさら、性的マイノリティも含めたマイノリティへの正しい理解やインクルーシブなスタンスを示すことが重要です。しかし社内でアンケートを取ってみると、言葉自体を知らない人が多く、知っていても「恋愛の話」などと誤解している状況が見えてきました。

「企業として、性的マイノリティに対してきちんと理解しないままの状態は、差別をしているのと同じ。それは結局、企業の利益を損なう話ではないか」。そんな危機感を抱いた伊豫氏は、社内の制度を利用して経営層への提言を行い、マネジメント層に対しての理解研修を実施。その活動の結果、パートナーシップ制度が導入されるなどの変化につながりました。

性や背景にかかわらず、すべての飼い主を応援

今回発表した性的マイノリティの飼い主のための宣言は、こうした伊豫氏の強い思いの表れでもあります。

特にこだわったのは、企業の姿勢として伝えた点です。その意図について伊豫氏は、「LGBTQ+をはじめとしたマイノリティへのスタンスをマーケティングキャンペーン的に利用するのではなく、RABOが企業として真剣に、猫様を愛するすべての家族を応援するという姿勢を示したかった」と語ります。来年以降は今回の宣言を体現するアクションを具体的に検討する予定です。

また今後もDEIプロミスとしてさまざまなテーマに取り組むことで、すべての飼い主の幸せ、ひいては世界中の猫の幸せを実現したいと続けます。

「こうして、飼い主さんの垣根を1つずつ解消し、背景にかかわらず誰もが自分の大切な存在を大切にできる世界を作っていく。それこそが、RABOが考えるDEIの実現です」

RABOのHappy Pride！ステートメントの詳細は、ぜひこちらからご覧ください。